今回は少し変わり種を紹介いたしますよ。
えー、音楽には『メタル』という何とも崇高なジャンルがあります。
人によっては、ジャズかも知れませんし、クラシックかも知れませんし、ロックンロールかも知れませんが・・・
と、言うわけで "BABYMETAL" です。
『メギツネ』
うーん。良いですねぇ・・・
メタルとアイドルの融合を目指したとか何とか。
両サイドの少女(YUIMETALさんとMOAMETALさん)は小学4年生くらいかと思ってましたが、年齢そこそこいってました。笑
グラディウスのオプションみたいな感じですが、とても重要な役割なんです。
ちなみに、メインボーカルはSU-METALさんで、一番お姉さんです。
SU-METALさんは、小細工ナシの純度100%ド♥ストレートな神声が魅力の広島県出身のボーカリストです。
YUIMETALさんは、天然の神がヒラヒラ降臨しまくる神奈川県出身のスクリーム&ダンシング担当です。
MOAMETALさんは、神をも恐れぬお調子者なイケイケ愛知県出身のスクリーム&ダンシング担当です。
そういう個人的な印象です。笑
みんな好きなのですが、自分は横浜出身なので、YUIMETAL派です。
(え?誰も聞いてねぇよって?)
では、ちょっと熱く語らせて頂きます。
実は、日本のメタルはジャパニーズメタルという確固たるジャンルで括られております。
専らジャパメタというと、日本人が海外のヘビメタをひたすらマネて、スクリーーーム!
・・・みたいなイメージで捉えられているワケですが・・・。
その中でBABYMETALは、海外メタルが80年代中盤に廃れた後、ここで一旦ジャパメタの原型が生まれ、過渡期を経て、90年代初~中盤くらい?にはビジュアル演出も重視されるようになり、そして21世紀に入ってダラダラ低迷期があり、一周回ってさらにアイドルに歌わせちゃった的な、先進なジャパメタといえると思います。
(すげーいい加減。笑)
あえて分類するならば、ビジュアル系スラッシュメタルに入るのでしょうか?
細かい人は、ジャーマンメタルや、メロディアス・パワー・メタル(メロパワ)などと分類します。
(BABYMETALは細かいジャンル分けは難しいです。)
また、BABYMETALの構成的な特徴として、歌い手(アイドル単位)と演奏(バンド単位)が分かれているところも挙げられます。
そんなこんなで、メタルは今まで5~6年周期で流行り廃れを繰り返してきているのですが、ぶっちゃけ、最近の欧米諸国のメタルはどれも同じ感じ(Youtubeなどの欧米人の反応をみても予想範囲内で退屈なレベル)なので、昨今のジャパニーズメタルはとても奇異で斬新に見えるのではないかと思います。
(やべー、あんま好き勝手言ってると・・・笑)
要はなんだかんだ言いつつも、日本の独自のメタル文化があるにはある。と言いたいです。
ちなみに、ヘヴィメタルには基本ルールがあります。
・高度な演奏力
(一糸乱れぬ迫力の演奏・音符の数が無駄に多い)
・ハイトーンボイス
(またはその逆)
・圧倒的にうるさく歪んだ重低音圧
(これ重要)
・ツーバス
(笑)
・・・などなど。
あーだこーだうるさいのがヘビメタです。
色んな意味で。笑
ヘヴィメタルは一般にハードロックをより解放した延長線上のジャンルとして語られがちですが、実は少し違います。
例えば・・・
ロックやポップスのドラムは♪ズッタンズッタンと、主にスネアドラムでリズムをとります。
(最もよく聞くドラムの音です。)
ジャズはアプローチが少し異なり♪チーンチッチチーンと、ライドシンバルでリズムをとります。
(シンバルレガートといいます。)
しかし、ヘビメタは、
♪ドコドコドコドコドコドコドコドコと、バスドラムでリズムをとるのでございます!!!
(個人的には、ツーバスのないものはヘビメタとは言わないと思います。先生!)
ほら、ちょっと違うでしょ?
極論過ぎですか?(笑)
また、「音楽」そのものは無限に自由なものですが、実体はとても数学的な学問と言えます。
その性質にさらに何らかの制約や縛りを課して、極限まで高められた音楽性の結果が、このヘヴィメタルというジャンルなんだと自分は勝手に解釈しています。
要はドMってことです。
一見、攻撃的なジャンルに見えますが、ドMなのです。
彼女達3人もそれを受け入れた時点で、相当なドM確定です。
(やべー、マジでファンの人が見てたら狙撃されるかも。笑)
ヘヴィメタルはそれらのルールと空気をひっくるめた『様式美の世界』と言われるほど、幾何学的なルールによって各分野が守られています。
むしろ、様式美を守ってこそメタル!といえるかも知れません。
メタルは「自由」であってはならないのです!
(あ、言い過ぎた。笑)
しかしですね、その「各分野」がまた問題でして、このあと無数のカテゴリーに分派していくわけです・・・。
ジャズとかと一緒ですね。
小林信一『地蔵より愛を込めて』
少し毛色は違いますが、こういう曲調と言いますかノリと言いますか、モダンなヘヴィメタルの典型です。
ギターが主旋律ですが、速弾き系でとても分かりやすいと思います。
かっこいいですね~。
もう、ヤバいですよね。
あ、細かい選り分けとかそういうのは、ウィキペディアでお願いしますよ?
さてさてそこで、新しいジャパメタの特徴ですが、それはなんと言っても、
デフォルメ・ビジュアル・融合・The・ジャパニーズ・カルチャー&テクノロジーです。シャキーン!!
(なんのこっちゃ)
輪郭だけを視覚的に分かりやすく多方面から合体=要はおいしいとこ取りDEATH!!
(※弟に「DEATH!!」とか昭和で古くねぇ?と言われましたが、うるせーファッキン!て言い返しておきましたので安心です。)
・世界的に見ても独特なビジュアル文化
(多分これが一番の特徴。)
・色んな意味で高い技術力
(日本は技術の国ですから。違)
・文字にすると恥ずかしいくらいの陳腐な歌詞
(もはや発声の響き優先ですか、的な。笑)
・メロディアスでコミカルな曲調
(まじめなメタルもよく聴くとコミカルなんです。)
・いまいち不明瞭なコンセプト
(海外のように政治的プロパガンダを内包してないから。)
・意外と複雑な構成
(舞台的な要素を含むから?)
・無駄にエレガント
(笑)
などが挙げられると思います。
なんでも2頭身にカワイくするの得意な日本人みたいな。
そんな感じです。
(わかんねぇよって?)
具体的には、やはり聖飢魔IIは顕著でしょうか。
もうこの頃からですよ。
ぶっちゃけ。
”正統派”という言葉はジャパニーズメタルの世界には無いのかも知れませんが、歴史的には超技巧派のラウドネスに始まり、圧倒的なビジュアルショックで有名なカリスマ XJAPAN・・・。
なんだかんだアニメタルとかもすごいです。
(時代に節操なくて申し訳ないですが。笑)
最近の日本が誇るファッキンオーサムなメタルバンドのガルネリウス。
※ちなみにFuckin'Awesomeは日本語にすると「マジやべぇ」です。
化け物ドラマーを抱える懐かしきDedChaplin。
これはオールド・ジャパメタです。
たまりませんね~。
やべーだんだん個人的な趣味が出始めてる・・・。笑
まあまあ、ここら辺は自分の好きなアーティストに置き換えて進めて下さい。
やですよ。
こんなところで、変に敵とか作りたくありませんよ。笑
所変わりまして、本場アメリカからはメタリカ。
これはモスクワで行われた色んな意味でアレなライブです。
(※フェスなのでメタリカ以外にもいます。)
感じ取って下さい・・・。この物々しさ・・・。異常な人数・・・。当時の国際的な背景・・・。
大御所というか、あ!分かった!日本で言ったらドリフターズだと思って下さい。(違
それくらいの方々です。
メタル界の礎レベルです。
すべてのモダンなメタルの原型がここにあると思って下さい。
(※スレイヤーやメガデスなどもそれに相当します。BIG4といわれています。主にスラッシュ・メタルを指します。)
興味を持った人は、マニアに通用する他のメタル原型グループが色々議論されてますので、ウィキでも調べてみて下さい。
アメリカとイギリスのグループを分けて聞くと面白いかも知れません。
今回は海外アーティストの話では無いのでこの辺で。
海外は海外で色んな意味でヤバいのです。
Top 10 Heavy Metal Bands
さて、一方平和な日本に於きましては、上のような重たいものは抱えておりません。
(ヘヴィメタルなのに笑)
おそらくすべては海外アーティストのコピーで、モノマネで、一部のコアなファンだけの領域で、ただの勘違いになって・・・
当時はきっと、そんな感じだったんでしょう。
(正直分からないですけど)
しかし、時を経て現在では、その勘違いがどんどん進化していって、海外からも逆注目されているのが何を隠そうジャパニーズメタルなのでありますっ!!
『ヘドバンギャー!!』
確かに、サラリーマンがコレ買って喜んでたら、少し違う領域に片足突っ込んでるような気も・・・。
アメリカで年端もいかぬ少女にセーラー服着せて、挙げ句の果てにこんな歌を歌わせたら、もはやFBIに逮捕されるわという水準まで達している気がします。笑
でも、皆さんの周りにも意外とメタル好きという人種はいて、どう見てもまじめそうなオッサンが実はその手の人だったりするものです。(キラーン☆
そんなこと言われたって、
好きなんだからしょうがないじゃん。
遺伝子が同調するんだから仕方ないんDEATH!!
・・・そんな、話です。
『ド・キ・ド・キ☆モーニング』
BABYMETALはメタルの基本部分は守りながらも、どう足掻いても日本にしか作れない世界観と楽曲であることが感じ取れると思います。
マネでもなく、オマージュでも無く、これは進化です。
(『紅月-アカツキ-』はソロとか構成とか『紅』+『SirentJealousy』的な感じとか、そういうのはどうでもよいのです。)
まあ、『ド・キ・ド・キ☆モーニング』はヘビメタとまでは言わないかなー?
メタルテイストって感じでしょうか?
いや、でも・・・ヘビメタだなー。
かっこいいな・・・。
・・・と、どんどん引き込まれていくわけです。笑
大変お勧めです。
たとえ、歌っている娘がどんなに可愛かろうが何だろうが、秋葉原のオタクでマニアな人々でさえ、一歩後ずさってしまう・・・
それがヘヴィメタル!
要するにヘビメタのビートや世界観は、あなたの遺伝子が受け入れてくれるかどうかで全てが決まるので、ダメな人には完全にダメな分野でもあります。
ちょっとまた言い過ぎ感がすごいですが。笑
さて、いずれにしてもこれからの ”真の” CoolJapanはジャパメタ!
みんなも乗り遅れてはいけませんよ!?
お前はメタルなら何でも良いのか?
という突っ込みは聞き飽きましたので禁止DEATH。はい。
10年後には"BABY-METAL"というジャンルになってるかも知れませんよ?
あ、どうでも良いんですが、この最近のCDの売り方、あれどうにかならないのでしょうか?
TypeAだのKだのBだの・・・
っていうか、別に3000円で構いませんので、1枚にまとめて下さい。
イヤマジデ。
今回文章を通して一番言いたかったことはコレDeath!!
終
MEDIA(CD・DVD・Blu-ray)
OMESHIMONO(シャツ・トレーナー等)
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