味噌というのは、味噌汁の味噌。の、はなし。

 

味噌は、ほとんどの人が大豆から作られていると思っている。

ていうか、俺は大豆から作られるものだと思っていた。

 

さらに、大豆以外の原料を使っている味噌は味噌にあらずで、量を水増しするための混ざりものだと思っていた。美味しんぼのせい。

 

しかし、味噌は大まかに分けて味噌」「味噌」「味噌」の3種類があり、日本国内では実に8割以上が味噌を造っているとのことだ。


実際、大豆から100%作られているのは東海地方の赤味噌だけで、その他の地方は米味噌、若しくは、麦味噌だというのだ。

これは裏を返せば、大豆100%の味噌は少数派ということになる。

 

故に、もしも強引に正・誤でいうなら、「厳選国産丸大豆100%長期熟成味噌こそ本物!」=「誤」、ということになる。

(あ、ちなみにここまでは美味しい・不味いの話ではないので注意)

 

話は変わるが、熟成期間の長い味噌はあたかも美味しそうに感じるが、実は逆で不味くなるそうだ。

これは言葉のマジックで「長期熟成」という単語が丹念に職人が寝かせて作った手間が脳裏に浮かぶため、それがなぜか「美味しいもの」として、誤変換されてしまうからだ。

さらに長期熟成と銘打ってあれば話題性も良い。この意味のわからぬあやふやさが一役買っているのだ。

 

さて、「ウン十年ものの赤ワインはぶっちゃけマズい。」

という話を聞いたことがある。

でもそれはあながち嘘ではないとみてる。


いくら樽の中で厳正に管理されていたワインだったとしても、ボトルの中で適正な温度で寝かされていようと、そんなに長い期間熟成させてしまえば、実はかなりの酸化が進んでいるということになるのだ。

ポリフェノールだの何だのの『抗酸化作用』なんていうものはたかが知れている。

なぜなら、ワインにはほぼ例外なく亜硫酸塩などの抗酸化剤が添加されている。

通常の飲み物でさえ使われないのに、ワインに使用されているということは、空気に触れればものすごいスピードで酸化することを意味する。

さらに言えば、「ワインはコルクを通して呼吸している。ワインは生き物なのだ。」というかっこいい台詞。

しかし、この台詞の意味するところは、コルクを通して空気に触れやすいから、亜硫酸塩を使わないと酸化が抑えられない。と言っているのと同じことなのだ。

 

ここで、一つだけ確かなことがあるとすれば、食品を不味くする大きな原因のひとつは「酸化」である、という事実だ。

これは物理的な話なので、何を言っても仕方がないことなのだ。


もちろん企業が科学的な研究の結果、最高の旨みと香りが出る頃合いの長期熟成期間と、適当に猿のように寝かせただけの10年熟成とでは根本が違うことは無論だ。

 

OK。謎が解けてきた。

 

本当に美味しいものを食べたいのであれば熟成はほどほどで良い。

なぜなら、「長期熟成」=「酸化」→「劣化」→「不味い」だからだ。

 

では、「長期熟成」とは結局なんなのか?

このの言葉にある本質は「希少価値」だ。

ワインでも味噌でも醤油でも、数十年後に売るものだけを生産しているわけではないから、必然的に数が減っていくのは当然であり、それに希少性という付加価値がついた後、市場に出回るわけだ。

これは全国で生産されるどれもごっちゃに同化してしまうであろう自社の商品に対して、それぞれの消費者に合致する価値を付加する知恵といえる。

 

ということは、実は消費者が希少価値のある商品や食べ物に求めているものは「味ではなく、それを食べた経験」(→満足)なのだ。

それを美味しいと評価するか、酸化=深い味と評価するか、ぶっちゃけマズい、と評価するかは人による。としかいえない。

 

それにも関わらず大衆は、希少性のある商品に対して、惹かれて止まないことも事実。

もしかすると、人間が一生の食生活に追い続けているものは「未知なるものを食べる欲・飽くなき挑戦・それに相対する恐怖」ということなのかもしれない。


食べることは恐怖?

うーん。微妙な結論になってしまった・・・。

どこかで間違えたな(笑)

 

というわけで、スイカを初めて食べたヒトは偉い!!って話です。

かんけーねーだろ、というツッコミはやめてくれよなっ。

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